薪の理想サイズはストーブが要求することを感ぜよ ストーブ屋の言に騙されるな

TOWN

また薪の話題を続けます。

当社の販売している薪はストーブ屋としてのこだわりで。割ってから2夏経過した物だけを販売している。

樹種は選択できないが、大体がコナラ7割、ヤマザクラ2割 その他の広葉樹が1割  と自分で言うのもなんだが、この土地で手に入る樹木としては高級な薪である。

完全に干す、それは分かる人には分かる価値なのだが…わかんねえ人には分からないことだろう。事実近くの薪を売っているお店は、割ったその年に全て売っているように見える。

 

でもわかる人には、燃やせば嘘もゴマカシも利かないわけでそんなユーザーに支えられている。

但し、形状は高級ぽくない。それは木炭というものは、昔から太さ、長さ、直行性など形状が優れたものがA品であり、それが劣った形状がB品として差別化されてきた。

薪ストーブ屋の中には、理想の薪は乳パックの位の太さで長さは40cmが極上なんで言う者もいるけど。

自然な樹木と言う物は、曲がりや節もあり。真っすぐな部分だけ40cm優先に切り取っていたならロスが多くて、とても商売にならない。だから原木の状態を見て、私は即座に判断するのだ。ロスが最小の切り方は???

これは45cm3本。残り35cm2本  とか。つまり玉切りする時に長さはマチマチということ。恰好より無駄なく薪になりストーブに入るか否かが、私の判断基準。当然曲がりもあり・・・の。太さもそれぞれだの・・・。

それで割ってからはストーブの大きさによって40cm位が都合よい人向け、大型で45cm以上でもOKの人向け。そして小型のため35cmメインの人向け、と仕分けしていく。節とか曲がりは無視だ。資源の有効利用が優先だ。

 

私が10年以上愛用しているハーツストーン・ヘリテイジは基本設計が優れていて最新のストーブに比べても負けていないと思う。その言を信じて顧客の中に何人も導入してくれた方が居るんだが・・・・。

先のヘリテイジを使ったこともないストーブ屋が理想の薪は「長さ40cmで牛乳パック」なんて言ってくれるからそれを信じてやってくれた顧客が、蓄熱性が落ちたとか、薪の消費が増えてしまって・・・というクレームが寄せられることになる。

空気が炉内にちゃんと回る設計のストーブは薪の長さを気にすることが少なくて済む。かえって、ヘリテイジのように、ソープストーンで石の蓄熱性が、熱を長持ちさせるだけでなく、炉内を高温化する役割を持たせられたストーブは、側面の石を炙るように、薪が長いほどその効果が高まる。つまりヘリテイジの理想の薪長は50cm以上なのだ。

 

薪ストーブ屋が言うから・・・・というだけで鵜呑みにしてはいけなのだよ。

 

で今日はオーダーにより35cmクラスの薪が売れました。

ちょっと前までは、小型ストーブ専門で「特殊で」あまり出なかったサイズです。

ただ今後は増やして行かねば・・・・・というサイズだと思いました。

と書いたところで、今ディファイアント使用のお客様が薪の予約に見えました。この方ウチのストーブユーザーではないんですが、今年に入ってもう4回目の購入です。

これも大型ストーブで、50cm以上の薪だけ欲しい、とのオーダー。二度目のオーダーですが、焚いてみてやっぱりこれが良いわ、と思った模様。このストーブも巡行燃焼になれば、長い方が効率が良いんですね。

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