他の薪ストーブ屋が断った案件がやってきた

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全く付き合いは無いのだが。問屋の営業君を通して「薪ストーブ設置の案件の相談に乗ってくれ」という依頼が来た。

電話で概要を聞くと・・・・・

有名な薪ストーブ屋に依頼したところ、4-5が月先と言われた、という。

国内で流通している薪ストーブはほとんどが欧米製だから、国内の在庫が切れると、次の入荷は3か月先、というのは良くある話なんだが・・・・・。

そういう訳か?と問うと口籠った。

二度目の電話の前にFAXで間取り図が送られてきて、とても大きな古民家のリフォームだと分かったけど、ストーブ本体がホンマ製で・・・・・煙突が壁抜きで横引きが4m必要ということだった。

これりゃ普通の薪ストーブ屋が「今対応できません」というわけだ。体よく断られたのである。

 

ホンマ製とは、中国で作らせている薪ストーブなんだが、ホームセンターか直販つまり、ユーザーが直接購入、というのが原則で、ストーブ屋は基本仕入れられない。その分安いわけだけど、品質も値段なり・・・という評判だ。だからストーブ屋は本体の利益は見込めないばかりでなく、私はあまり扱いたくないブランドだ。

加えて横引き4mの煙突など、いくらやれと言われても、まともなストーブ屋は施工できないだろう。ありえない」「燃えない」ストーブになることが必定だからね。

正直私も乗る気がなかったのだ・・・・ホンマの支給は構わないけど・・・・4mの横引きは、できるストーブ屋は日本中それほど居ないと思う。だから「こうした方が良いよ」とか「こうはできないかなあ」なんて工務店側の変心を唆すんだが・・・・・。

 

結局今日現地調査をしてきた。

実は3割位断るつもりで行ったんだ。

 

しかし見積もりは出すことにした。

コーディネーター・コウダを名乗っていたからね。

県内著名な薪ストーブ屋が断った案件。

「やらまいか」

静岡弁です。

なんと壁抜き用の煙道がすでに工作されていた。

ダメとは言いづらいね。

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