ペレットストーブの設置業者も怪しい会社が出てきている

TOWN

スタッフに任せて、私は現場作業に行ってないのだが、今週火曜日あるペレットストーブ付け替え工事をやっていた。

その現場と言うのは、当社で施工した物ではない。

遠く150km位離れた南関東の業者が施工したらしい。

自由競争経済ですから、何でもありです。地元の日光で他社がストーブを設置しても、私が文句を言う筋合いはありません。お客様は当社に燃料だけ買いに来ていました。

しかし・・・・。

 

「メンテナンスにも来てくれないんです」

「排気管が長すぎてシーズン途中で排気管全てをバラシて掃除しないとダメなんです。昨年自分たちでやってとっても苦労したんです」

「詰まって今期焚けません」

「煙突の長さは・・・・・8mくらいあります」

とSOSが入りました。

 

排気管延べ8m  て??信じなれない施工法です。!!!!ありえない。

 

常連さんならご存じでしょぅけど。私相当有名な薪ストーブ屋さんでも、元受けが言うまま酷い施工をするのを見知っています。だから申し訳ないですが、信用に足る薪ストーブ屋は多くないように思います

ペレットストーブ屋さんには、そうした業者は居てほしくなかったのですが・・・。

やはり「売ったらあとは知らない」という業者は出てきます。根絶できませんね。

困っているペレットストーブユーザーがいるのに、うちの仕事じゃないから・・・と無視はできません。

 

じっくり酷い施工法を見るに・・・・・・。

この業者には、そうした提案力も、工事能力もなく、売ってナンボ、という考えしかなったのだと思います。

非情に残念で悔しいです。

私はペレットストーブ業界は良い人が多くて、皆紳士的で、顧客第一に考えている人ばかり、と思ってきましたが。

ストーブから排気が出て、一回曲げられて上に行って・・・すぐに左に曲がる。

そして壁伝いに上に上がって・・・

すぐに曲げられて、通路伝いに伸ばして、室外に・・・・。

つまり5回曲げられて・・・・延べの長さは8m以上。

 

実はペレットストーブ工業会の内規では、曲がりは2か所まで、延べ長さは4m以内と決めれている。

こんな業者も居たとは・・・・・・・・。

日光市内 同じ業者に施工依頼してしまって困っている人も居るみたい・・。

 

地元に私がいるのに・・・・・そんなことになってしまっている 自分が情けない・・・。

 

遠方から売り込み来る業者には気を付けましょう。

本来間違った設置や、誤った取り扱い説明をすれば、火災や一酸化炭素中毒など重大な事態を招くストーブ工事は、有資格者が、それも何かあった時にすぐに駆け付けられるエリア内で施工するのが本筋です。しかし薪もペレットもそうした資格制度がありません。

既存の業者さんたちは、それなりに配慮して施工しているんでしょうけど・・・。

こうした業者を現在防ぐことはできません。

コメント

  1. うじ より:

    北海道の灯油FFストーブでこうゆうのはたまに目にするけど、ペレットストーブでこれは酷い(笑)
    まるで素人がDIYでつけたような施工ですね、写真みてビックリしました。

    • kouda より:

      お久しぶりです。コメントありがとうございます。
      プロでなくてもちょっと木質ストーブを知った方には、ありえない施工ですよね。こうしたことが横行するのは、業界全体でも良いことではないので・・・・さてどうしようか???。
      今まで不参加でしたが、ペレットストーブ工業会に入会して、施工業者の資格制度を作ることをお手伝いしようか??と考え、悩んでいます。

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