昨日は日暮れと共に雪が降りだして、25時位に起きた時には10cm位積もっていた。その後雨に代り夜明けにはグツグツの路面状況になっている。
それにしても昨夜は「雪明かり」を感じた夜だった。
卒業式シーズンなこともあり、「蛍雪」という言葉を思い出した。
日本人皆が知っている
「蛍の光 窓の雪 ふみ読む月日 重ねつつ・・・・・」とはじまる歌詞は、そんな僅かな明かりを頼りに勉強したこと、と教わった。
でもそんな明かりじゃ文字も読めねえよな と子供時分は思っていたのだ。
しかし月がでている時刻でもない、実際雲も切れていないが、田舎で数少ない照明を乱反射しているのだろう、窓から入ってくるのが分かるくらいの明るさがあった。
月で言えば、上弦の月に近い明るさだ。
文字はやはり読めないが、大きな時計の数値位は読めそうだ、と思った。
それでカーテンを開けて、ベッドから寝ながら立木や杉並木が見られるのだけど、水墨画となった木々のシルエットを楽しんでいたら目がさえて寝付けなくなった。
文字は読めないが・・・・・その位の熱意で勉強した、という例えなのではないか?と考えた。
おそらく明治時代の歌詞と想像され、現代のように電気照明もなく、ランタン油の消費さえ最低限のことに節約が要求された時代に、学びあった学友たち。わずかな明かりさえ求めて書を読んだことだろう。
日本の詩歌は、というか言葉は多くのニュアンスをもっている
冒頭の一説だけで、寸分を惜しんで春夏秋冬勉強を重ねた学生たちの生活を連想させる。
日本語って凄いなあ、なんて思っていたらまたまた眠れなくなった。
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