常連さんならご存じですが、昨年から薪ストーブに加えてペレットストーブも自宅に導入しています。
耳タコですが、薪を作るのは大変だよ、という来客への脅し文句は、60歳代半ばの私にも他人事ではなくなっているのです。
それに加えて未だに「薪に比べてペレットは暖かくない」という風評が蔓延っておるようで。
ペレットストーブ主体のストーブ屋店主にとって、自宅でモニターすることによって身をもってペレットストーブの低評価を払拭しようという狙いです。

ストーブは7kwと所謂中型のストーブになります。
昨冬は久しぶりに普通の寒さだったのですが、自宅のペレット消費量は1,1トンでした。
店頭でのフレコン入りペレット燃料のキロ単価は約50円(税込み)ですから、55000円の消費ということになります。土日などに薪ストーブも焚いているので、暖房費の総額とは言えません。ここは寒冷地で半年はストーブを焚くので、周りの石油暖房の方に聞くともう少しかかっている方が多いようです。
昨年も書きましたが、薪ストーブとそん色ない、あるいは上回る快適性を得るには「タイマー点火」の活用です。
自宅の薪ストーブはソープストーン製で58cm位の薪も入るヘリテージなので、巡航運転中に薪を5本位詰め込んで寝れば、朝まで熾火が残り、表面温度も100度以上ある、という蓄熱性が優れたストーブなのです。
しかしマイナス6度位が真冬のアベレージだし建坪も50近くあるので、朝は広めの居間の隅の方に行くと室温は17度位でちょっと寒い(贅沢な話かも)。こうした真冬での薪の消費は、大体ですが一日20kgオーバー(3束強目安)。
一方のペレットは9時まで焚いて消火。翌朝4時に点火タイマー作動、とすると、起きだすころには室温は20度オーバーになっており、本当に快適です。ヘリテイジも、朝焚き付けと薪を足してやればすぐに燃え上がります。けど忙しい朝にひと手間かかることと、室温上昇まで20分くらいのタイムラグがあるので、手軽さと体感的な暖かさはペレットストーブが上回ります。
本当の寒中には「一晩連続焚き」にしてみれば、居間の隣の寝室も一晩中20度下回らず、昨年は実は一度も羽毛布団を使わずに毛布だけで一冬過ごせてしまった。
温風ファンの作動音だけがデメリットなのだけど、燃料コストや快適性で、薪ストーブを上回る性能を確認できました。
仕事を辞めて昼間も自宅にいる妻が薪をこともなく消費してくれて暖房経費増加が気がかりだったのだけど、昨季は薪を抑えてペレットを使ってくれて先に書いた暖房費で済んでおり、家計的にも助かっております。

と、その有難いペレットストーブ排気管清掃の図でした。
1.1トンのペレット燃焼の出た煤は、茶碗大盛一杯くらい。薪に比べて少ないですね。
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