転職を考える

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雪見ドライブだったり、ゲレンデだったり、今年は南会津地方に良く出かけている。

会津若松という町は、ご存じのように、古来から物流、軍事の要衝であるけれども、その南側で、栃木県と接する地域は、山並みと川の僅かな耕地にわずかばかりの民が住む、冬は雪の中という現代では暮らすに大変な地域だ。

実際久しぶりに訪れてみると以前は存在していなかった「南会津町」というのができていた。

何の下調べもなく走りながら確認すると、以前の会津田島町、舘岩村、伊南村、南郷村という4つの町が合併したと思われる。 観光や冬場のスキー需要など合併のスケールメリットは多いと思う。

↑そのスキー場でのポスターである。スキー場で就農希望者説明会を募るとは、新しい。否 切実かも・・・・。

 

中でも南郷村がトマトの一大産地であることは知っていた。

耕地の少ない南会津。それを最大利用したトマト栽培。

一年中切れることが無い八百屋のトマトだけど。それを維持するには、日本の農業者のリレー作業があって可能になる。一つの産地が一年中担うことはない。冬の産地、春の産地、秋の産地、と日本中の農業者たちがリレーしてくれているのだ。

そのことを知ったのは、30年くらい前に大学の同級生が、山梨県高根町に入植したから。高原トマトの産地である高根町はその気候を利用して、夏終わりから秋にかけてのトマトの産地だった。トマトを作り始めた友人は、ライバルは福島県南郷村だと言っていたから、知っていた。

事実冬の南郷に行けば、雪原の中にトマト用のビニールハウスの支柱が多く立っている。春が遅い、ならばそれを逆手にとって、夏終わりから秋のトマト需要をゲットする戦略だ。雪のシーズンが終わればビニールを張って、夏以降のトマトを都市の皆さんに食べて貰うべく、営農が始まる。

何気にトマトを毎日買えるのが都市の住民だろうけど、実際はこうやって日本中の農家が繋いでくれている。

 

私40年前に、どんな生き方、仕事の仕方が良いのか??それを見つけに2年くらい旅を続けていた。

結論として農的な生活が一番矛盾が少ないのではないか???。

とはいっても農地は簡単には手に入らない。で、有機栽培の野菜流通グループに入ったのだ。その後のことはそうとう大変で、簡単には書けない。

でも未だに、土から野菜を作って食べてもらう、と言う職業に憧れ、というかやってみたい気持ちは大いにあるのだ。

 

63歳になる男が入植しましたって、かえってミスマッチのような気もするが。残りの半生やってみたい気もする。

冬はスキー場でバイトして、それ以外の季節週末はトレッキングガイド。夏-秋はトマトが美味い生産農家になってみたいなあ。

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