先日南会津に行った時に見かけた「薪屋」さん。
元ガソリンスタンドの建屋というのが、象徴的だけど・・・。
gsはやって行けないから「薪屋」に商売替えした、というのは短絡的すぎるだろう。
燃費向上や車や人口の減少によって田舎のガソリンスタンドの廃業が進んでいるは事実。
でもそれを上回る売り上げがあるほど、木質エネルギーの普及は進んでいないはず。
実際自分で薪を作って10年以上販売してきて・・・・これはどうやっても採算ペースに乗せるのは難しいことだと感じている。
世の中には、それにチャレンジする御仁も居て・・・。例えば自動薪割システムや、人工乾燥機などをつくってチャレンジしている人もいるんだが・・・・。
中間工程はともかく、山から原木を出してくる手間、そして製品の配送手間はなかなか合理化できない、と思う。
そうした状況だから薪の価格と言うのはジワジワ上がってきている。生産量もそうだけど、大体が薪を作ってくれる人材のほうが枯渇しそうなので、この先生産量が増えていくことにはならない気がする。
薪ストーブを扱って10数年。ストーブ屋の責任として薪は切らさず用意はしてきたけど・・・・。
あと数年で、万歳してしまうかもしれない。
それほど薪を作るのは大変なのだ。
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(有)国府田産業 | ペレット・薪などの木質エネルギーを推進するリーディングカンパニー 栃木県日光市
持続可能な社会の実現(SDGs)が叫ばれる中、木質バイオマス資源であるペレットや薪の活用を通して、脱化石燃料化とエネルギーの地域自給を推進し、最適なエネルギー活用ソリューションを提供するのが、私たちの役割であり、使命です。
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コメント
私も生産量が消費量を大幅に上回っていて保管場所が足りなくなってきたので今年から余剰分の薪を道の駅で販売しています。
税込キロ80円で出してますが、週末を中心にそれなりのペースで売れています。
私の場合は人件費を考えなければ、製造原価はかなり低く販売手数料15%のみで納品しておけば勝手に売れていくので販売の手間が少なく利ザヤは大きいと感じていますが、あくまで副業としての感覚でありじゃあ本業にするか?と言われるとうーん・・・となってしまうのが現実ですね。
薪製造を副業とされる方が増えていただくと、ストーブユーザー、キャンパーは大助かりですね。ただキャンプ用としては安いと思いますが暖房用だと立米約40000円となりますから大量消費者はちょっと辛い価格になるでしょう。