紅葉狩りのつづき
今回はこうした笹原のコースがずっと続いていて明るくて気持ちがよろしいコースだった。
そんなわけで、茶ノ木平までの上りに約2時間。その界隈の散策に1時間かけ、1,5時間かけて降りてきたら、午前10時半過ぎだった。まだ足を延ばす時計も体力もあったのだが…眺望の効かない雲の中だったので、「もうご馳走様」となったのだ。車に着いたときは霧雨も降ってきた。さてどうしようか????
そうそうちょっとあるけれど(車で50分位)近くに著名な蕎麦屋があったけ。でそこを目指すことにした。
近く、と書いたけど、これは田舎人の車乗りの感覚。途中狭くて急な峠越えだから結構かかる。
着いたときは、11時40分位になっていた。腹の空き具合もちょうど良い。
前にも書いたけど・・・。
私 蕎麦屋でのご定番オーダーは「もり蕎麦大盛」
前客は一組しかいなかったけど、結構待たされた後で・・・・
店主が目前にやってきた
「お客さん初めてみたいだけど」 ハイ
「当店の美味しい蕎麦の食べ方を教えます」 は??・・・・
「通常の蕎麦屋は、あれは蕎麦の味じゃなくて汁の味になってしまいます」 ・・・・
「蕎麦を味わっていただくには、何も付けずに食べてください」 ・・・・・
「薬味のネギも入れないで、これは最後に蕎麦湯を飲む時の薬味です。ワサビは箸の先に少々付けて一緒に食べてください」 ・・・・・
「蕎麦を口に入れたら噛んで、その風味を味わってから、飲み込みます。その時飲み込みづらければ少々の汁を含んで流し込んでください」 ・・・・・
「蕎麦自体を味わって欲しいので、汁は補助です」 ・・・・・
と一気にまくし立てて下がっていった。
で出たきた蕎麦は、飲み込みやすいように、とザルではなく水も底に溜まっているようなドンブリにはいっておりました。
で、ここまで書けば、コウダと長い付き合いの貴方は・・・・「コウダに似てんじゃん」「似た者同士じゃん」と思ったことだろう。
敢えて否定しないけど・・・。(;^_^A
どうしてやろうか??と考えたのだ・・・。
私だって旨そうな蕎麦が来れば、最初の2口くらい汁を付けずに食べてみる、位の事はしているのだ。
とそのあとから入ってきた若い衆二人組が、ここの流儀通り食えば美味いからなあ、などと会話をしているものだから・・・。
とりあえず流儀に従うことにした。
で、まず一口 そして二口 親父の言う通り食べてみた。
うーーん
親父の言うこと、というかこだわりは理解したのだ。
噛んで味わえ、といういうように、手打ちの端、エイひれのような耳と呼ぶ部分も何と大きなのが4枚も入っていた・・・・・(*_*)。
しかし・・・・江戸流というか「蕎麦を噛むなんて邪推なこと・・・」という食べ方にも一理あり・・・。
今年行った讃岐でも、太いうどんでさえ、うどん県人は皆噛まずに、ツルツルと直接胃袋に流し込むように食べていたし・・・・。そうしてもうどんの香りを感じないわけでもない。
蕎麦だってそんなに租借しなくても、香りは感じる。逆に噛み過ぎるとのど越しが感じられない・・・・。
うーーん
そんなことを考えて口に入れていたら、なんだかわからないうちに空になっており・・・・
何か こう 考えすぎて 折角の昼食が・・・・
一食損した気持ちになって
何とも難しい顔して食堂を後にしたのだ。
半分くらいは自分の流儀で食えばよかった・・・・・・(;^_^A。
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コメント
店主の考えも含めて、いろいろわかる気がします。
自分が蕎麦を食べる時には、一箸目は何もつけずにすすります。二箸目は塩があればちょっとだけつけてすすります。三箸目以降はつゆに付けますが、つゆにつける最初は蕎麦の三分の一ほど、次にわさびをちょっとだけ蕎麦に直接つけてすすります。わさびをそばつゆに溶かすことはしません。薬味のネギは途中でつゆに入れます。
蕎麦はのど越しとも言いますが、噛んだほうが香は感じるような気がします。
ちなみに、てんぷらは必ずつけちゃいます。
蕎麦湯は、最初につゆで割って、最後は蕎麦湯ストレートでが、僕のルーティンです。
なるほどね。シンプルな料理だけに、というか、だからこそ味わい方は逆に奥が深くなるね。
蕎麦好きは、蕎麦に向かう姿勢からして違うというか「流儀」「型」もあるね。
勉強になります。
と同時に久しぶりのコメント感謝します。これからも寄せてね。