今回の石鎚山行き計画は、
昨年夏、当方のブログ読者「うじ」さまから招待を受けて初めて四国の山間部に行き、カヌー体験などさせていただいた。そういえば四国の山に登ったことなかったなあ、と思って近い時期に計画しようか?と漠然と思っていたところに、NHKTVの「にっぽん百名山」という番組で石鎚山が紹介されていたことが決め手になった。
普段はテレビは、ニュースと天気予報しか見ないし、大体9時までには寝てしまう生活。それでも良質な番組つくっているNHKに敬意をこめてオンデマンド会員になっていて、時間のある時に興味ある番組を拝見している。
振り返ればNHK番組で長期休暇中の行動を決めた来たこと多いな。
一昨年行った大台ケ原と大杉谷もこの番組がきっかけだったし・・・。熊野古道と熊野三山は「ぶらタモリ」だった。今回も「石鎚山」の紹介がきっかけなんだけど。
山の魅力もさることながら、出演していた地元在住の女性ガイドのガイド内容に感銘したのだ。
まず、石鎚山から離れた別子銅山跡から山に入る。遺構もそうだけど最大の負の遺産、つまり銅山開発にともなう森の破壊とその再生の過程を案内してくれるのだよ。
町村合併により広くなった新日光市は、旧足尾町も内包する。「日本一の産出量」を誇った銅山は同時に「日本の公害の原点」ともいわれる歴史も背負っている。社山など男体山前衛の山に立てば「日本のグランドキャニオン」と呼ばれる松木渓谷が広がる。排煙に含まれていた有毒ガスの影響で、閉山50年たった今も草木が生えない荒涼とした渓谷が広がっているのだ。だからグランドキャニオン。
もちろんこの地をガイドする地元の山岳ガイドならば、足尾銅山の歴史を語れなければ、資格は無いと思うが。
彼女は、別子銅山のそうした負の歴史だけでなく、現在森の再生に活躍している人々も紹介していくのだ。これはきっと・・・そうした人たちと日ごろ接して関係性を作っていないとできないことなんじゃないかなあ?と思った。
そんなわけで、番組に、そして出演ガイドの姿勢に関心して今回の石鎚山行きを決めたのだ。
その彼女に、「国民宿舎 石鎚」にて出会うとは思ってもみなかった。
最初は投宿後ロビーで、次は夕食の食堂で。
彼女がここに居たのは。グループ登山のガイドを受けていたらしく、その彼女が、宿の賄をすることもないのだけど・・・・本来自分の仕事ではない夕食介助してました。かわす言葉は最小限だったけど・・・。
本当に人となりに、触れて元気を頂いたのです。
こんなわけで、番組上で尊敬していた「越智」さんという女性ガイドさんに期せずして出会えたことで、足は全快でなくとも、ますますアゲアゲの気分になっていくのです。
もうひとつの山頂 天狗岳
急にガスが出始めたのと、足が限界みたいと言っていたので自重した。
山だけ登りたい人には、コウダが言っていることがわからないかもしれないね。
2,3日前に書いたように、例え頂に立てなくても・・・・なんか拾ってくるコウダの旅ですから、この女性ガイドの存在は
「そして山系の縦走路では、テント泊も含めた3泊の行程を走破する強じんぶり」も、「今日はアケボノツツジが見えますよ」
強くて優しい力持ち。そんな方に出会えて、良かったなあ、としみじみ嬉しかったのです。
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コメント
無事に登頂されてなによりでした。
天狗岳の写真がトップページにあったときはまさか天狗岳も上がった!?とドキドキしながら開きました。
あの稜線は恐ろしすぎて私にはとても登れません・・・。
どうも相変わらずのご拝読感謝いたします。天狗岳たしかに怖そうです。足が元気なら行ったかと思いますが・・・・五体満足でもあの人数ではすれ違いも難儀し、なおかつ晴天だったのに、ガスってきてしまい、躊躇したかもしれませんね。