大企業って 融通の利かなさはお役所以上かも

LIFE

実家伐採の話をもう一回引っ張ります。

昨日の写真にも写っているけど、この土地は東武鬼怒川線に隣接している。

親父の終活で此処の木を浚え、と言われて改めて見に行くと・・・・

「あれあれ・・・これヤバいんじゃない」

ウチの宅地近辺から3-5本位立木が伸びて、一部が架線の電柱に接していた。

まだ枝の先がくっ付いている程度で台風等で倒れて架線を痛める心配はないが・・・数年先はどうなっているか??対策が必要なのは時間の問題である。

鉄道会社に連絡して担当者に来てもらった。この間に公図を取り寄せ、境界を認識しようと思ったんだが・・・・現況と図面があまりに乖離していて・・・境界杭も見当たらず・・・これは困った、と思った。

こっちの希望は

どうせウチの土地の木は全て伐採するつもりなので、架線にくっ付いている木も、一緒に処分しても構わない。ただ東武鉄道の土地の木なら、それなりの手続きもあるだろうし、処分費用を応分してもらえるならそれなら尚更こっちは助かる。ただ費用の分担問題は重要ではない、どっちにせよ綺麗にするのが親父の希望だから。ただ作業日は事故を起こしたら大変だから鉄道側は立ち合いの安全管理をお願いしたい、ということを伝えた。

ウチの宅地の両側はフェンスがかけられていて、境界がはっきりしていると思われたが、ウチの脇にはそれが無い。ヤブが茂ってしまい木の根元も見えないのでフェンスを乗り越えて見に行こうとすると、電鉄会社の社員は「それは勘弁してくれ 線路内に立ち入ることは看過できない立場なので・・・・」というから諦めた。

草刈りをして境界をはっきりさせることと、費用分担について連絡するから、と言われて帰ってきのだ。

しかし・・・

しばらくして、東武鉄道は費用は出さない、と言ってきた。こっちは最初から充てにしていない話なので「それではこちらで伐採させていただきます」と答えたのだ。

実はこのあともうひと悶着あったのだけど、それは割愛。

 

で伐採当日。現場に行くと線路に掛かっていた立木の根元が草刈りされていた。そして東武鉄道の担当者が言うには、

この立木は、東武鉄道の敷地に生えているので今回は伐採することはできません、と言って来た。

???

確かに草刈りをすると境界杭が見えており、それよりは10cm位線路側に生えていた。

「私も業者も、これを切って処分するつもりで来てんだから、この際切ってしまえば・・・。」

三方よし。3者共にウインウイン だと思うのだけど・・・・担当者は会社の決定を覆す立場になく話さえ聞かずに自分の持ち場(電車通過を知らせ、確認する位置)に去っていった。

 

私と伐採業者は、顔を見合わせ「コウダさんの予算でタダで切ってやる、と言ってんのにね」

どうせ2-3年先に、自前で予算を立てて伐採に来ることになるのだ。

我々零細業者は、少しでも合理的に、ロスなく仕事をしようと心がけている。

小さな会社3つよれば、誰もが得するこんな提案は二つ返事で了解されたろう。

 

ただ大企業の人間はそうではない、ことが今回なおさらはっきりした。

こうしたツマラナイこと、自分の判断じゃねえ、上が決めているから・・・という大企業病を感じた。

鉄道の運賃が上がることに、誰も文句は言えず、了承してしまうけど・・・。こうしたバカな会社と社員を国民が食わせているんだ、と強く感じた。

↑「敷地を伐採して綺麗に」という親父の終活の願いは、鉄道側の木が切れなかったことで、志半ばに・・・・・。

本当にバカみたいな話だ。こっちで切って事故を未然に防いでやる、費用を減じてやるという提案なのに・・・。

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コメント

  1. べっち より:

    今日まさに同じようなしゅちゅれーしょん!?・・・私の場合はJRだが。線路敷の雑木伐採はめんどーです!

    • kouda より:

      そちらでも同じようなこと体験されましたか。タダでやってあげる、と言われたら普通の人は喜び、感謝するもんなんですが・・・。企業というのはわからないものですね。

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