何とか開通したけど・・・・・

WORKS

昨日よりつづく

そんなわけで、室内側は2×4材をつかって、外部はC型チャンネル鋼をつかって柱間にブリッジ構造を作って、重い二重断熱煙突用の支点を作った。

 

良く過去施行の薪ストーブの現場にいろんな理由で呼ばれる・・・・。

煙突が何処にも固定されていなくて、ストーブの上に乗っかっているだけだったり・・・・・。

流石に現代のプロのストーブ屋さんにそうした施工はないだろうと思うけど。

現代のストーブ屋でも重量や地震台風に備える強固な「支点」が一か所しかない、というのはありうる話なのだ。

これから薪ストーブを設置する、という方は、薪ストーブ本体をどれにするかなあ??ということばかりに気が行ってしまうのは人情としてわかるけど・・・・・・。

私が何度も書いているように、「薪ストーブは煙突が命」

それはドラフトに問題なく綺麗に燃やせる、ということばかりでなく、地震台風でも壊れない、という意味もあるのだ。

 

是非ストーブ屋さんと、自分ちの煙突は何処でどうやって支えるの?  と聞いて相互理解を深めてほしい。

 

その時注意するのが、良く屋根上で煙突から2本のステーが出て家側につながっている写真があるよね。

あれは「ブレ止め」であって荷重は全く支えない、私の言っている「荷重支点」とは全く違いますからね。

ブレ止め補強と、荷重支点は違います。

それから 耐震 施工 なんて言っている業者もおりますが、支点が多いのは結構なことです。

ただ金物が繋がっていればよいのではなく・・・。これが荷重を受けているのか、ブレを止めているだけなのか、

そうした「意味」が大事です。

ユーザー様は自分の煙突がどこで「荷重支点」があって、その補強として「ブレ止め」があるのか、ストーブ屋の言っていることを鵜呑みにするのではなく、よーく理解して発注する必要があります。

 

今回何とか煙突開通しましたけど・・・・。

プロのストーブ屋には笑われそうなレイアウトになってます。これは屋根より低い位置で煙突トップを解放していること、そして壁に近すぎる点です。

どちらも、冬の風向きや、あと3年で取り外して移転すること、予算などの勘案し、施主さんと了解の形状になっております。

何はともあれ、無事綺麗に燃えてくれてほっとしました。

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