ペレットストーブ付きの中古住宅   って・・・どう思う

CHAOS

2年ほど前から、「中古住宅にペレットストーブを設置して販売したい」という不動産会社からの依頼が複数あって、それなりに見積もりを送ったりしていんだが、まだ実現したことはない。

時代の向かうベクトルからして、不動産業界のそうした戦略は理解はできるのだが・・・・。

こちらも「わかりました、設置しましょう」とは単純に受注し辛い。

それは、薪ストーブほどでは無いにしろ石油ストーブ、ボイラーにはほとんどいらない、灰の掃除やメンテナンス作業と言うものが必須であること。ペレット燃料調達の手間。そして何よりも最低50万円からの販売価格への転嫁につながること・・・・。

何よりもまだまだペレットストーブの認知度が低い中で・・・・

① ペレットストーブが付いているなら暖房費もお得だし、温かいから、買うわ

② なんだかわからないストーブが付いているけど、燃料買うのも大変だし、灰掃除もめんどくさいから、結局使ってないわ

木質ストーブが石油ストーブに取って代わる時代を拓く、と思って仕事をしている私自身が認め辛いことだが、まだ実際は②の方の方が多いんじゃないかと思う。

古くから私の記事を読んでくださる方は大方理解してもらっていると思うけど、薪ストーブがダメでペレットストーブが優秀なわけではない。どちらを選んでも使い続けてほしいというのが私の願い。つまり売って終わりじゃなくて、継続してくれることが私の希望なのだ。

私が薪ストーブ屋を悪く書くのは、そうした見極めというか事前の説明があやふやで、言われた通り設置しましたお終い、というのが薪ストーブのスタンスで事後もフォローが無くて、売っておしまいだから・・・。

 

その意味、十分な理解がまだ浸透していないと思われるペレットストーブを「付けて売る」ことにはまだ賛否、私の中での結論がでていません。

「なんだかわからないけど、使ってない」と言われるのが、業界、そして私的に非情なマイナスのダメージになるような気がして・・・・ちょっと気が進みませんね。

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