ストーブの現場調査って何している?

WORKS

一般的なペレットストーブ設置までの流れとして

①ご来店時に、意向や条件の聞き取りと大まかな機種の選定

②お宅に伺って現場調査

③見積書の送付

④契約締結なら 設置日の打ち合わせ

⑤設置工事

となる。

この②というのが、こちらとしてはもっとも重要な工程である。

ユーザー様がストーブを置きたい位置が、ストーブにとって必ずしも「良い位置」とは限らない。

バッテング要素は主に3つある。

①排気管経路が長すぎる場合(一般に4m以内)

②家の構造体が邪魔になっている(梁や柱、雨戸袋など)

③排気がネガを生む可能性(テラス屋根などで排気が拡散しない)

そうしたことを総合的に判断してストーブの置き位置や、配管設計を提案する。だからお客様のベストと思う位置に置けるとは限らないし、想定より配管部材が多くかかってしまうこともある。当社の場合木造住宅の後付けの場合は設置工賃はほぼ一緒なので、見積もり金額の差異は、本体価格と排気管部材の合計の差といえる。

 

今回の現場調査

外覧からすると正面の雨戸の戸袋の後ろ側に置きたいわけだけど、家の外角の左側はNG.だってテラスの屋根があって、排気の抜けが悪いもの。

 

一方の内覧

外部に戸袋があるから、排気管は掃き出しサッシより上部に抜かねばならない。が、こうした吹き抜け構造だと、1,2階の間に横たわる「梁」は避けなければならない。他の部屋の天井の高さなどで類推するわけだけど・・。

今回は直交する梁同士をつなぐ「火打ち」という補強材が入隅から露出していたので梁の高さがわかる。

でサッシより上部で、火打ちより下が、排気管の抜ける高さと決めることができる。

こうした排気管設計がもっとも大事なことだけど・・・。同じくらい重要なのがストーブの搬入動線をイメージすること。どっからどう運び入れて、どんな運搬道具が必要か、

それなんで現場調査無にストーブ工事は進められないんです。

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