オーガニック農家の変遷

LIFE

昨日は63歳にして農家になろうかと、迷った話を書いてしまった。それも事実なのである。

 

ちょっと前に砕石を運んだ話題も書いたけど。この送り先は、もう35年以上の付き合いの、オーガニック栽培の農家だった。

B品トマトを譲り受け、ピザソースに加工したり、と付き合いが継続している。

歳も一歳違いで、なんとなく馬が合うのかもしれない。

35年以上の付き合いだが・・・ちょっとした変化が目に留まった。大きなトラクターが鎮座していたのだ。

「これ 君んちの????」

「そう」

有機栽培農家=多品種複合栽培、という認識があったから、大型農機には相当違和感があったのだ。

昔は有機栽培農家と、その流通を担っていた私との付き合いだから。私の??はすぐに分かって・・・。

「昔は福岡正信の自然農法に憧れて、作務衣かなんか着て食う分の延長で農業をしたいと憧れていたんだけど・・・・」

「周りで農業を止めるから耕地を引き継いでくれないか?とか産廃業者に土地を売る予定だといわれ、隣で産廃置かれては困る・・・・とか」

どんどん請け負う耕地が増えてきて、引くに引けなくなっているんだ。 という。

加えて、公務員で兼業として手伝っていた長男家族が、一年前に勤めを辞めて一緒に専業農家を継いでくれたのも影響していると思われた。若い家族にはそれなりの現金収入と、計画経済が必要だもの・・・・。

 

その自己矛盾を感じながら有機農業を続ける62歳。

きっと若い人たちが答えを見つけてくれるだろうから、あと数年頑張れば・・・と諭した。

ということで、農業だって大変だ。

軽く南会津に行って、トマトが簡単に作れるわけもない。

お前考えが甘いよ。と誰かの声が聞こえたのだ。

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