バタ薪届く

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多くの薪ストーブユーザーは常識的に知っている話だけど。

一般に薪ストーブの燃料として針葉樹は、広葉樹に比べて格下の燃料となる。

「絶対に使ってはいけない」という、これまた間違ったことが一部横行しているのも困ったことだけど。

幾つかの配慮がいるのは間違いない。

 

① 燃やしすぎに注意。空気全開・薪満載で焚くと、高温になりすぎてストーブ破損につながる

針葉樹は冬でも葉を落とさない、それだけ冬に強いのは油分が多い樹木なので、燃やすと高温になる。特に鋳物で出来たストーブは熱耐性が低いので表面温度が450度以上になる燃やし方をすると危険だ、全損的な壊れ方をしてもおかしくない。

② 煤が多いので、頻繁に煙突詰まりが発生する

昨年自宅で赤松だけを燃料にしてモニター実験してみた。一応プロの私が焚いても、一か月ごとの煙突掃除が必要となった。

③ 火持ちが悪い

コナラや欅、樫などの広葉樹に比べると、3分の一くらしか火持ちしない。割る手間はほぼ一緒だから労多くして実入りが少ないのが針葉樹なのだ。

 

そんなわけで薪ストーブ屋として針葉樹の薪を売っている処は少ない(が存在する)

 

が、今回わけあって針葉樹の製材端材を仕入れた。

 

建築材となる丸太が製材所に持ち込まれると、建築材を取るために、まず〇を□に挽いていく。その時発生する製材屑を業界用語で「バタ」と言う。

これは表皮が付いているし、乾燥も未乾燥。とても薪ストーブに使えたもんじゃない。

生で効率は悪いけれど、製品となる製材の乾燥のための燃料として使われている。

そうして□形状になった木材は、その太さや長さに応じて柱材やその他の用材に切り分けていく。

規格材とは縦×横×長さ だからどうしても、半端が端材となって切り落とされる。

 

その集合体がコレ↓

通常これも、乾燥用ボイラー行きだけど。今回はこれを仕入れて活用する予定。

何に使うかは近い将来お披露目する予定です。

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