次のミッションも難易度高し

TOWN

昨日の記事の他、先週末にかけて3件工事が続いたわけだけど・・・・ブログには書けない「ミソ」が付いてしまったことが多かった。

其れとはまた別に、のちに記事にするつもりだが、水曜日に当社の運営法を変更せざるを得ない大「事故」が起きてしまい、その収拾策に今頭が重い状態。

ちょっとバイオリズム最低

お祓いに行こうとかと真剣に考えている。

その頭ん中一杯一杯の中にさらに難問がやってくる。

 

また薪ストーブからの入替案件(今年はこれで5件目)なのだけど。

写真でわかるように立派なカナディアンタイプ(丸太そのものを積み上げる工法)のログハウスで、煙突が高く長い。

それも200mmという現状日本ではあまり売られていないサイズ。しかも今時ありえないシングル煙突なのだ。

この煙突にペレットストーブの排気管をつなげよ、というオーダーなのだよ。

でも、

これって簡単じゃなく

かえってとんでもないネガが出る可能性が大なのだ。

 

このブログの読者様なら、薪ストーブは本体はどうでも良くて、断熱煙突でその煙突の長さが「命」ということはご存じだろうけど。実は太さというものも重要なファクターになる。

一般家庭用の暖炉やストーブに使われる煙突は欧米的には

L(10インチ=250mm) 暖炉用

M(8インチ=200mm)大型ストーブ用

S(6インチ=150mm)一般ストーブ用

SS(5インチ=125mm)小型ストーブ用

日本で売られているストーブのほとんどが150mm径の煙突である。

最近住宅性能の向上でSSサイズの小型ストーブも輸入され始めている。

このことからもわかるように、煙突の直径は、燃焼室の容積あるいは排気温度に比例するわけである。

ちなみに燃焼効率が優れているペレットストーブは排気温度が低く、排気管の長さも必要ないし、逆に直径が太いとそれだけ放熱が多くなり、かえってドラフト低下で排気が出て行かない。なので一般的に75-80mmという細い管で間にあってしまうのだ。

 

賢明な読者さまならお判りだろう。

80mmの排気管を200mmのシングル煙突に接続すれば、排気熱が上昇する過程で冷えて上らず、シングル煙突という接続部がスカスカの構造では、室内に排気煙が漏れ出てくる可能性が大 大 なのだよ。

で、このオーダーは「すぐに」ということなのだけど、「ちょっと考えさせてください、別の提案をしますので」案件にしようとこれから先方にメールを打つところだ。

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