広ーーい土間は、家族でいろんな事が出来そうな新築住宅

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庭つくりとか、リフォームとか長い間生業としてきたから、家のデザインや間取りというものも大変気になる。

今はストーブ設置が生業の中心なので、新築図面を拝見する機会も多くなった。

新築の場合は、現場に建屋がないわけで、設置希望者の図面を見て、ストーブの配置が適切であるか、あるいは排気管等でネガがでないか、そうしたことをチェックしてアドバイスすることが必須である。

ストーブのために図面を拝見するわけであるけど、中には「ほう!」と感心することもある。

今回の工事の図面を見た時がそうだった。

室内土間が広くとられ、それは段差無く屋外にも続いており、2面方向に広がっていた。

明らかに一階床上面積よりも家の内外合わせた土間面積の方が広かった。

 

聞けば、屋内でも気兼ねなくBBQとか作業ができるように、オールシーズン土間を使い倒す、という意図はすぐに了解できた。

私自身がアウトドア派であるから、こうした趣味というかライフスタイルが前面にでた家づくりは、それだけでワクワクして私の方も楽しい。

トップの写真を見てもらえればわかるけど、現場は高台斜面で、栃木の代表的な山塊である日光連山と高原山が見渡せるアウトドア派には堪らないロケーション。

外のテラスからも、内部の土間からもそんなナイスな山容が見渡せる。

据え付けに行ってみて、さらに施主様の慧眼というかプランニングの素晴らしさに脱帽したのです。

 

ただし・・・・良いことばかりでもない、外と繋がった土間は、冷気を室内側に伝える。

その辺りのネガも施主様は織り込み済みだったのだと思う。

エアコンや石油暖房は暖気を出すだけだけど、薪ストーブのように輻射熱を出すペレットストーブは躯体自身を暖めるから、こうした家でも結構役に立つと思っている。その効果を期待してのペレットストーブの採用だったと想像した。

現代の住宅であるから、家自体の断熱性は申し分ないと思う。後は広い土間の冷気放出にペレットストーブが打ち勝つか!、否か!

私にとっても、貴重なデータを得られる案件であります。

是非この冬の使い勝手を報告していただきたいと思ってます。

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