自分家の墓の改修は数年前墓内の飛び石の周りに化粧砂利が敷いてありました。
ごく普通の施工だと思いますけど。この砂利の部分から草が生える。落ち葉が絡まる・・・・等のネガあること承知しております。数年前に親父から指摘を受け、それならば、と墓内砂利のほとんど部分を御影石貼りに代えたのです。
この「ほとんど」部分というのが今回の問題点になります。
なぜ「全部」貼らなかったのか?
それはお墓には可動部分があるんですね。つまりその後亡くなった方の遺骨を追加納骨するために墓石の下に部屋へのアプローチ手段が必須なんです。
通常墓の前に石棺の蓋があるんです。この蓋を必要になった時に、簡単に動かせるように、つまり砂利を払えば簡単に持てる、というのが砂利が使われる理由です。簡単に動かせる、と書きましたが、石棺の蓋は当然石製、通常30kg位はあります。取っ手何かありませんから、普通の動線としては砂利をどけて、バールなど差し込んで蓋を取るのです。でも最終的には人間の手が入らなければ移動するのが大変になります。だから蓋の周りには「遊び」の部分=手が入る部分として砂利が使われているのです。
先に御影石を貼りまわしても、この遊び部分を5cm幅位の残したのです。
それが
この5cmに落ち葉が挟まって掃除が面倒だ、と父親の面倒を見ている妹が言っている、改修せよ。という下知が下りまして・・・・・。
「これがベストの施工だ」と言って何度かスルーしていたのですが(5cm幅延べ1.6mほどの掃除がそれほど大変だとも思えず・・・・・)
それが・・・・・ずっと家に居て他に考えることがないのでしょう。もう妻代りになっている妹の弁は親父にとって絶対になっている雰囲気で・・・・・とうとうお前がやらねば石屋を呼んでやらせる、とも言われてしまい。
自分の財布ではないですが、こんなツマラナイことに金をかける位なら・・・・と断腸の思いで施工しました。
問題はその石棺の蓋が42cm×110cm×6cmもあって・・・・もちろんオーダーメイド製作で御影石で作らせることは可能ですが、先に書いたように「手が掛かる」ような工夫が要ります。それをやっても二人持ち上げるのがやっとの相当苦労する重さになると思います。
2か月くらい困っていましたが。数年前公共施設のトイレの改修で引き揚げてきた間仕切りブースの人工大理石が目に留まりました。これなら大きいので必要な大きさに切って取れます。
厚みは40mmですが、規格の御影石が20mmなので二枚重ね合わせれば、現況に合います。分割になることで持ち上げるにも簡単になります。
そんなこんなで、納まりました。
但し骨壺にアプローチするには、手が入る隙が無くなったのでバールが必要です。
通常の順番通りなら 次に入る予定の親父には・・・・私の苦労を吐露したいところですが・・・・止めておきましょう。
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