「リフォーム案件で、古民家に薪ストーブを入れたいんだが」と付き合いのない隣町の建設会社から、知り合いの建材問屋の営業マンを介して打診があったのは、去年の暮れだった。
電話して聞けば「横引きが4mあって・・・あのこうの・・・・・・・あるストーブ屋からは断られた」という話だった。
このブログの賢明な読者なら改めて解説は要らないだろうけど・・・・。
薪ストーブ煙突の横引きが4m必要な現場って、普通のストーブ屋だったら「門前払い」「電話の話だけで断る」と思う。
ただ、私は普通のストーブ屋ではない。
これまで他社が断った現場に設置してきた実績と自負もあり・・・・・。
とりあえず現場に出かけたのだ。
するとビックリするくらい立派な古民家で・・・・平屋で80坪位あったし、大屋根は銅板が葺かれていた。
なるほど・・・・・
ストーブの置き部屋へ入れば、まだ床等は仕上がっていなかった。
このまま屋根を直交して抜けば問題無いのだけど・・・・・。工務店側は「ダメ」だという屋根は手を付けたくないらしい。
で4m横引きして壁から出すのが条件だと言う。
煙突が鉛直方向に長さが必要だ、ということは分かっていたみたいだけど・・・・。
横引きが長いと、その分鉛直方向に追加が必要だとか・・・・
横引きが無くても現代の薪ストーブは煙突長が5m以上必要だ・・・・
というのはご存じなかったようで公式通りに施工すれば、14m位の櫓を組んで煙突を設置しなければならない。
それは非現実的だし、大体だれが煙突掃除すんのよ、と言ったら工務店の社長は黙ってしまった。
もう壁抜きの部分の造作が済んでいて、薪ストーブ屋の意見も聞かず勝手に進めていたことが分かる
まあどうしても薪ストーブを設置して燃やしたいなら当社にはそうしたノウハウがありますから、提案と見積もりは後日送りますといって、初日は帰ってきたのだ。
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