「電動チムニーファン」という製品を、当社は結構採用している。
特に後付けの薪ストーブ煙突の場合。家の構造上の問題で鉛直方向5mの煙突長を確保できなかったり、茅葺屋根の古民家で煙突を支える躯体の構造体が無かったり・・・煙突はただ排煙を抜けば良いわけでないから、どうしてもその最小限の高さを稼げないときに、提案するいわば「最終兵器」みたいなものだ。
このアイテムのお陰で、夢の薪ストーブライフが実現する。製品自体は20万円オーバーするが、逆に長い煙突部材等が要らないので、現場によってはかえって安く済んだりもする。
ただ当然のことだけど、排気ドラフトの代わりに電動ファンで排気をアシストするので停電時は使えない。
採用したお宅から、「シーズン途中で引きが弱くなり、止まったようだ」とクレームというか相談が入った。
駆けつけて現場を見ると・・・・・。


とんでもなく、煤というかタールが固着しており、その重みで動かなくなっているように見えた。持ち帰って清掃してみると・・・問題なく動き出した。
で検診の結果を伝える主治医。
「薪の乾燥は?」
「2年以上やってます」
「焚き方はどうですか? トロトロ弱火で燃やしてませんか?」
「私が要る時は、そうしないように焚いています」
「ファンは寝るからと言って止めてませんか?」
「止めて寝てます」
「それが主原因かもしれません」

まだ燃焼室内にはヤケボックリとか排煙を出す薪が残っているのに、ファンを止めてはその煤やタールが羽根に付着してしまいます」「弱にしても、絶対にファンは切らないでください」
というやり取り。
チムニーファンを付けたとしても、通常の薪ストーブと同様に煙突掃除、メンテナンスは必要なのだ。
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