ストーブ屋と名乗っているわけですが・・・・・。
実は日本の建築基準法で、薪ストーブやペレットストーブって正式に位置づけられていない、って知ってました???。
石油ストーブやボイラーって、その業界団体が認可した物だったら、そのまま家屋内に設置しても問題ないことになっているんです。もちろん機械そのものだけでなく、煙突や設置法などの資格を取った技能士が設置すればね。
ところが、薪ストーブは認可(つまり国内で売ってよい製品だよ)という基準が無いし、資格を持った人が煙突や本体を取り付けたから安心だ、という技能制度もないんです。
明日から「俺薪ストーブ屋だから」と名乗ってもお咎めは一切ないんですね。
薪ストーブって、法律にもっとも近いものが「火器」つまりボイラーなんです。その規制を当てはめれば天井や壁、床 を相当な面積不燃材で覆わねば許可されません。また煙突も二重断熱煙突があることすら法律は触れておりません、表面温度が高いシングル煙突を使う前提で離隔がきめられているから、実際木造の建屋って薪ストーブを設置することが非常に難しくなるんです。
だから私も含めて法律を守っているストーブ屋がどれだけいるか?????本当に居るのか?怪しいものです。
法を破っているんじゃなくて、煙突やストーブを正しく認識した法律がない、ということです。
それなんで、大手のハウスメーカーはほとんどですが、多くのビルダーは家の建築が終わって検査終了後「後付け」してよ、ということが多くなります。
ペレットストーブは、FFの石油暖房と同等品だ、ということで認定されることが多く、建築と一緒に採用されることも多いです。が、別の問題。つまり本来ハウスメーカーが誇っている気密性が落ちたり、外壁が汚れたり・・・つまり自社の補償の範囲外のことをされることを嫌がって・・・・やはり「後付け」してよ、ということが多くなります。
・オーナー様は ペレットストーブを使いたい
・ストーブ屋は新築だから排気穴を工事で開けてほしい
・ハウスメーカーは補償外のものを付けたくない
3者の妥協点がこれ↓
一見、計画換気の吸気口です。
が、完了検査後 ストーブ屋がやってきて吸気ガラリを撤去、この穴を排気口として利用してストーブを取り付けるのです。
国交省の担当者 この記事読んでないよね。
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