多く方にとって「薪ストーブよりペレットストーブの方が便が良いですよ」、といって販売している当店ですから、店主からしてモニターしなければ、とこの冬は、自宅にペレットストーブを導入しました。
自宅は築20年。ハーフビルドの家なので今日の高気密住宅比べると断熱性はだいぶ落ちます。吹き抜けで47坪位あります。ここに7kwの温風型エデルカミン社のMICRONという機種を入れました。

7kwというパワーは、現在日本で売られている一般的なクラスで。現代の高断熱住宅なら35坪位なら一台で全館暖房可能なクラスです。
「薪ストーブには出来ないことができる」とセールストークしていることは、
ノータッチで10時間位は燃える = 一晩焚きができる
起床前に部屋を暖めることができる = タイマー点火ができる
このメリットを活用すれば、薪ストーブ以上の暖房効果が得られる わけですが、実際はどうだったでしょうか?
設置日は11月上旬。夜ちょっと焚いて就寝。朝はタイマー点火で5時から燃焼 3時間位燃やして消火という使い方でした。12月の下旬からは、孫の来訪に合わせて一晩焚き開始。これは4月上旬まで続いており、最近の2週間ではタイマー点火で朝だけ燃焼になっております。
まずメリットとしては
① 燃料の無駄がない
冬の初めや、春など、「ちょっと寒いね」という時はありますが。薪ストーブだと「ちょっとだけよ」と言っても最低8kg位は燃やさないと暖房の役にたちません。また放り込んだ薪は「もういいや」と思っても無駄に燃やさざるえません。
ペレットストーブは、20秒ごとに5g位投入されます。1時間燃焼でも1kg前後の消費です。もう良いと思ったらすぐに止められます。だから燃料の無駄な消費がありません。
② 一晩焚きはデファイアント以上の効果
当地は寒冷地なので、大型薪ストーブ・デファイアントオーナーが結構いるみたいです。これは絶対的なパワーよりも、夜長く温度を保てる燃焼方式に期待した方が多いと推測されます。それでも就寝時の最大火力は夜中下がる一方です。瞬間暖房パワーはデファイアントの圧勝でしょうけど。同じ熱量を出し続けるペレットストーブは夜中のある時間に、逆転するのです。
気になる燃費は
当家ではこの冬ペレット燃料を1.8トン消費しました。これは当店でビニール袋詰めでないフレコン売り価格からすると税込み9万円になります。当社ユーザー様100数十名居られますが、ここまで消費する方は居ません。一晩焚きなど贅沢な燃やし方をしております。
つまり「平均より存分につかった暖房費」といえます。それでも当地では灯油に一冬7-8万円使っている方は、普通ですから、それほど高い暖房費でもないと思われます。
薪に関しては妻が在宅で居ることで、一昨年は10立米薪を消費しています。これは当社の売値でいえば、24万円(税込み)です。
だから薪からペレットに替えて、暖房費用としては大幅に低減されました。
これまでの自宅薪ストーブもソープストーンでできたヘリテイジなので、蓄熱性が高く真冬でも、朝の室温を17度位まで維持することができる優れもののストーブでした。が、ペレットストーブの一晩焚きで、ずっと室温を21度位に維持できるので勝敗は明らかです。
快適室温は薪ストーブ以上。燃費も薪ストーブよりはるかに安い。ことが実証された形ですが。
明日はデメリットをレポートしようと思います。
ランキングポイントアップのため記事が参考になったなら、テラ銭代わりに下のバナーをクリックしてくださいませ。毎度のご協力お願いします。

ランキングポイントアップのため記事が参考になったなら、テラ銭代わりに下のバナーをクリックしてくださいませ。毎度のご協力お願いします。
コメント