さてGW本番である。
常連さんならご存じ。休みがまとまって取れないコウダは、この休みにこそ、リフレッシュ・リセットして次の仕事に向き合える貴重な休暇なのだよ。昨年は痛風の足を引き摺って石鎚山を登ったけ。
今度は何処へ行くの?先回りして聞いてくる常連さんも居る。
で今回は前振りが長い。少々お付き合いお願いします。
6年くらい前に、初めて「熊野古道」を歩いた。那智大社から入って熊野大社経由で、田辺に抜ける通称「中辺
路」と呼ばれている街道で、3泊4日歩いたけど・・・・最後は休み中に帰って来れなくなりそうで、路線バスに乗ってしまった。
熊野古道は他に海沿いの道や伊勢神宮経由の道など、複数ある。きっと全部踏破するとなると10年位はかかりそうだ。
その二泊目。熊野大社近くのキャンプ場は隣接して温泉施設もあり、大層にぎわっていた。オートキャンプ、バイクツーリング、そして古道歩きなど、一瞥してスタイルが分かるから、私も古道歩きと思われる連中の中にテントを張ったのだ。
左隣は広島から来た男の子、右は京都からきた女の子だった。いずれも30歳前と思われ、私よりだいぶ若い。
それぞれが食事やテントなどの準備がひと段落しえ、どっちから来て何処へ行くのか自己紹介ならぬ、ルート紹介の段になった。
広島の子は、真田幸村親子が幽閉されていた九度山から来た、と言っていたんだが。京都の女の子のルートを聞いたトタンに驚き、興奮そして狼狽した。
え!何??? (*_*)、というよりもう取り乱していたのだ。
私歩いている熊野古道が一体どれほどのルートがあるのかも知らずに来ているから・・・・・
彼の狼狽の意味はチンプンカンプンだった。
彼は「それじゃ結界はどうしたの???」とか言っているけどなんのことやら意味が分からない。
家に戻ってから調べると、桜で有名な吉野から熊野大社まで日本最古でもっとも険しい修験道の道があり、途中この21世紀の世に、女人禁制の山があるという。
「熊野古道」は、熊野3社に詣でる参道だけど、今でいう国道であって誰もが往来する街道である。しかしこの道は急峻な山々を巡り、修行を重ねるための「行場」として開かれている。
走行距離は100km、峰々は70山を越えるという。健脚でも5日はかかる、とんでもない山岳ルートだった。
「大峰奥駈道」
これはビビった。蓋をして見てみぬふりをしたのだ。
続く
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