そんなわけでプチ失敗してしまった取り付け工事だけど、後でリカバリーできるので実害はない。
それはそれとして、今回お客様がセレクトされたペレットストーブについて書いておきたい。
名前を「新越ワークス RS-mini」という、マイナーチェンジと会社名も変わっているけど、古くは「さいかい産業 MT311 SUMITA」という名前で、私がペレットストーブ屋を始めた12年前にはもう存在していた。
それなりに販売した機種で、薪ストーブに負けずに長寿命なペレットストーブだからメンテや燃料の配達など付き合いが続いている顧客全員まだまだ現役で稼働している。
ただ私の居る場所は寒冷地で、真冬は毎日マイナス5度になるので、少々古い家には、パワーが足りなくて・・・「この家にこのストーブはちょっと待った!」ということも多かった。
現在でも国産ペレットストーブでは、もっともコンパクトであり、排気管が天板から上方に伸びていることもあって、背面の離隔というかスペースも狭くて済むので設置場所の制約が少ない機種だ。
そんな特徴のあるが、ネックはパワーの無さなRS-miniだけど、最近採用がまた増え気味である。今回の現場は旧黒磯市で、私が住む旧今市市と寒さではどっこいどっこいである。ただ最新の大手ハウスメーカーの建屋ということと平屋で面積もそれほどでないので、「これなら大丈夫だろう」という判断をしたのだ。
実際出力6-7Kwというのが当社のペレットストーブの売れ線 ボリュウムゾーンであるが、このストーブは3.1Kwしかない。
薪ストーブもそうであるけど、新築の現代の住宅には、いたずらに大きいストーブはかえって使いづらいのだ。
実際本州よりも住宅の断熱性が進んでいる北海道では、10年前から、この最小出力のペレットストーブが売れ続けている、という。
未だに薪ストーブは、大きければ大は小をかねるだろ、という間違った認識の方が居られる。
ペレットストーブは薪と違って、ボリュウムで火力の調整が利くけど・・・・それでも木質燃料を絞って燃やすと、タールや煤が増えて煙突などの詰まりが進む。だからペレットストーブも断熱性=使い方で大きさをセレクトする時代になってきている。
それからこのブログで何度も書いているけど、絶対的な出力=(ストーブの大きさ)は問題ではなくて、使い方が最も重要なのだ。未だに大きくて高いストーブを売りたい薪ストーブ屋は、「この機種なら薪を満載して寝れば朝まで熾火が持ちます」と言って売りつけているけど。燃料入れておけば一晩中同じ出力で燃えてくれるペレットストーブは、就寝時のパワーは薪の何分の1かもしれないが、夜中で逆転して、起床時には薪の室温を凌駕する「ウサギと亀」戦法で必ず勝利する。だから北海道で売れ続けている。誇大広告でも私の誇張でもない、実際のことなのだ。薪ストーブ導入を考えている方はよーく聞いてください。
薪ストーブが一番、と盲目的に思っている人には認めたくないことだろうけど。薪ストーブ20年使って昨年ペレットストーブを自宅に導入したストーブ屋が断言するのだから間違いない!!!。
だからこのストーブ これから増えていきそうな予感がする。
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