当地は桜も咲き始めて、ストーブ屋としては、オフシーズンに入ろうとしております。が
何もしないでいるわけではありません。
特に今回は、来季のペレット燃料の内容や、調達先、価格など見直しが必須になっておりまして、色々情報収集や打合せなどに動いております。
実は先週の長野出張も、単なる手伝いではなく情報収集活動の一環でもありました。
で今週は当社のオリジナルペレットの製造工場がある隣町の工場を訪問しました。
取引は継続なのですが・・・・色々課題や、価格の相談をいたしました。
ざっくりですが、プラントを紹介しておりましょう。
基本集成材を作る工場です。
集成材というのは、一本の丸太を切ったり削ったりして、柱を作るのではなく、細いあるいは短かい、材木を化学糊で貼り合わせて、太いあるいは長い一本の材木を作る方法です。
合板というのも、かつらむきのように薄くスライスした木材を、繊維方向を90度ずらしながら重ねて貼ったもので
これも集成材です。
大手ハウスメーカーの構造材(柱とか梁材)を製造しています。
日本の建築は、構造材自体の美しさや太さ(強さ)を誇る文化があるので、こうした「つぎはぎ」の材木を「美しくない」「良し」としませんから在来工法の建築に大工さんは使う人が少ない傾向にあります。
が糊の耐久性も問題ないみたいだし、寸法安定性や収縮・曲がり等の狂いは極小で、エンジニアリング的には建築屋は助かります。
大手ハウスメーカーでこうした木肌を見せないデザインの会社は、集成材や金属製を選ぶのは当然かもしれません。
北欧の角材ログハウスのキットも、最近では集成材が主力、って知ってました??
二枚の無垢材を背中合わせに貼り合わせるので、内覧も外観も集成材に見えないのです。
日本の建築は基本の材木の種類が多いです。だから一本の木から柱材を取ったあとの端材からまた細い材を取ったりして、なるべく無駄なく材木を取るのですが・・・・それが無駄なく使われるか??は約束できません。
対して2×4材に代表される欧米の材木は、基本細くて薄い材が基本サイズゆえ、貼り合わせて太くも長くも出来る集成材の出現で、活用範囲が広がっております。木材の無駄がとっても少ない、ということですね。それは日本独自の建築法においても建材として浸食しつつあります。
私の自宅は、敷地内の杉材を地元で製材して、柱など丸太のまま使い、木肌や継ぎ手を見せる、在来工法の大工の技で作られましたが・・・。
ここに満足感や意味を持たない人にはこうした集成材をつかった家の方が良いかもしれませんね。
いずれにせよ在来工法の材木をつくる製材業者は厳しく。こうした集成材工場は仕事が増えているのが現状だと思います。
つづく
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