何度も書いているけど、薪ストーブは煙突が命。
ストーブ屋にとって、ストーブ本体は何でもよろしい。ユーザー様が好きなものを選んで良いのだよ。
しかし煙突のレイアウトはその後のストーブライフを左右する重要なファクターであるので、その設計に最も気を遣う。
そしてレイアウトを決めていく重要な要素が、煙突を支える支点の位置である。
これから躯体を作る新築の場合は、どうにでも設計屋さんに要求できるけど、後付けの場合は難儀するのが普通。
直交に煙突が抜けたとしても、二重断熱煙突が6mつなげれば、その重量は4-50kgと結構な重さになる。
これが地震や台風でも耐えられるには、最低2か所で躯体と強固に締結させる必要がある。
一般の屋根抜き煙突の場合は、屋根下地部分と、天井あるいは、梁、室内側で支点をとったりする。
しかし
今回の現場は、2階建てのプレハブ事務所で・・・・・・。この事務所もあと数年しか使わないので、「仮」の設置で良いという。
「仮」でも、途中で台風で、曲がったり脱落したりでは洒落にならない。
コストをかけず、手抜きにならず、壊れてもいけない・・・・この匙加減が・・・・難しい。
これまではホームセンターに売っているストーブにシングル煙突だから「適当に」設置した煙突でも問題なかったけど・・・。
事務所を撤去した後は、自宅に移してずっと長く使う という思惑だから煙突は国産の断熱煙突を使うのは前提だった。
こうした構造の躯体に重量がある二重煙突をつけるのは初めてだったのだ。
しかしいざ掛かってみると、プレハブに本格的薪ストーブって相当難易度が高いことがわかるのだ。
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