プチ研修旅行 3 ジビエ

TOWN

今年の3月に新業態としてお弁当屋さんを始める時。このブログの超常連さんから新規業態は「ジビエか」と突っ込みを頂いた。そうしたことも考えていたので「図星 鋭い」と感心したのだ。

 

実際栃木県では、シカ肉がまだ福島原発事故の放射線量が下がり切っておらず、流通禁止。

猪肉は許可になったのだけど、「豚熱」でまた流通禁止になってしまっている。

ただ京都や紀伊半島、長野県などでは、結構流通しているみたいで、そうした市場調査というか実態を調べにお近くの長野県に出張したのが、今回の研修の主目的だった。

「可愛いシカを捕って食べるなんてけしからん」という人も多いようだけど・・・。

私たちは山郷の人間は日常シカや猪、サルに畑を食い荒らされている。当事者にとってみれば愛玩動物ではなくて「有害獣」だ。実際私の自宅の隣の住人は数年前畑を猪に壊滅的に荒されて以来畑作を辞めたのだ。

こうして野生生物と境界を接してきた私たちが最近(*_*)するのは、不文律として、暗黙の了解としてあった人間社会との境界の移動である。

北海道のヒグマも含めて、人間社会に入り込めば、殺される。という恐怖があってそうそう里に現れなったものなのだ。それが「アーバンベアー」なんて言う里山に近いところで生活する個体が増えているみたい。

こいつらは、人間の食べ物の味を知ってしまったし、猟師が減ったことで「敵を感じずに大人になってしまったから」傍若無人に里に現れるわけだ。

 

今回佐久でジビエ料理レストランを経営する女将と大変長い時間交歓することになるのだけど。

猟師でもある女将が言うには

鹿が畑を荒らしに来る時は、まず斥候が来て罠や銃の危険性を確かめる。それで大丈夫となると群れてやってきて畑全体を食いつくすらしい。だから罠に仲間が捕まった、とか撃たれた、となるとその畑には近づかないらしい。

そうやって長い間「境界線」が守られてきたのだけど・・・・近年は今書いたように動物が変化したのではなく、人間の対応の変化で「大騒ぎに」なっている。

今回の取材で、しっかり山郷の人間がしっかり人間の怖さを伝え続けていないことが、動物の人間社会への進出を助長していると感じた。

熊が悪いのではなく人間の所作が悪くなってきているのだ。

だから増えすぎた野生棒物は、ドンドン食べて処理した方が良いのだ、というのがコウダの結論。

 

↓地元で作っている木綿豆腐そして鹿ハツ肉とレバーのスモークの前菜。

滅茶苦茶美味かった。豆腐凄いこんなうまい豆腐は久しぶりだ。地元産菜種油と自然塩で頂いたが、感心した。

これだけでこの店は本物だと感じた。

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