昨日は毎年やっている炭を山に撒くイベントの話題を書いたけど、今日も続けます。
元々は、酸性雨による森林の白骨化が問題になった時代がありました。秩父山地や日光山地など大都市が南側に存在する山地では、そうした都会からの自動車や工場の排気ガスが亜硫酸ガスなど有害な気体となってある程度の標高で滞留することで木々が枯れてくる現象です。
それには酸性雨を中和する「炭」が有効と、唱えた学者様がいたらしく「炭を日光連山に担ぎ上げる」という市民運動が生まれたらしいです。実際日光ではそれが問題になった記事を読んだことがあります。
現代ではあまり「公害」として騒がれませんから色んな規制の効果でそれほど酷い公害ではなのかもしれません。
25年間(といってもここ5年は私一人での活動だと思われる・・・・・・・)最盛期で25名(うち子供10名位)だった。自慢じゃないが何時でももっとも担いできたと自負有るけど、それでも10kg少々だろう。だから平均で山の上に担いだのは多くて毎年100kgぐらいだったと思う。だからトータルで1トン以上は運んでいるだろけど・・・・そんなもんだろう。
だからそれがどれほどの有効性があったのか、調べる人も居ないし、誰も効果はわからないまま今後もそうだ。
日本の宗教は、古来より山岳と強く結びついているから、山の上の神や、社、仏に毎年詣でる人はごまんといるはず。
それと同じで、自分はお供えに「木々たちが喜ぶ炭」をお供えに年一回詣でることにしたわけだ。炭の効果は・・・・神のみぞ知る。
関東でもっとも高い山が日光白根山だから、ここで五穀豊穣や日本の平穏を願ってくる。
最初は「何とドン・キホーテ的な活動か・・・」とも思ったのだけど。
一人になったことで、かえって自分のモチベーションがはっきりしたようにも思う。
ただ…チリも積もれば・・・・でちょっと気になるものを今回は発見したかも。
10数年前から、八合目の弥陀が池よりちょっとだけ上にある「座禅山」周辺で撒いているのだ。この辺りが森林限界のせいもあるけど、何故か高い樹木が少なく、草地が広くて・・・ことさら酸性雨に弱いと言われる針葉樹の幼木の周りに撒いているのだけど。
改めて見渡せば何か樹勢が増しているように感じるのだ。↓
↑ この木は根元に炭が見えて数年前に私が撒いたものだけど。
一回主木が枯れたのに、脇から新たな芯が伸びてきている。
炭の効果だなんて断言はできないけれど・・・勘違いでも、手前味噌的に感じてしまって
「おお・・・役に立っているかも」などと思ってしまうのだ。
今年はシラネアオイはまだで、ようやくいわかがみが咲き始めた、という感じでした。
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