９３歳の親父の「終活」に倣って、会社関連もこれまで放っておいた無駄な経費や物品、資産などの整理を始めている。
例えば、何十年もつかっていない資材置き場の水道メーター休止とか、夜など行くことがない離れた処にある資材倉庫の電気メーター撤去・・・・・この倉庫自体も近々解体する予定。
先日はほとんど使っていない会社の営業用携帯の解約に出かけた。
個人で使っているのと同じキャリアなのだけど。私のはアイホーンだ。
それもSEという小さくて安い奴。現場作業などで、胸ポケットに入れておけるサイズ感が気に入っていた。ネット作業は基本パソコンの方がやり易いし、アプリを駆使するわけでもゲーマーでもハードユーザーでない、音楽も聞かない。基本写真が取れて、電話であって、メールやニュースのチェックができれば事足りるのでSEで充分だった。
しかしこのSE、まだ２年経っていないのに電池の持ちが悪い。当初から良くはなかったのだけど、劣化が早いように思う。
ショップで手続き中に店員が私がSE使用者と知って
「電池の持ちはどうですか？」と聞いてきた。
はーん きっと構造的に、というか元から電池の質がイマイチなのだろいうな、と思った。
もうバリエーション的にSEはフェードアウトしていて、後継機はアイホーン１６Eということくらいは知っていた。だからこの機会に機種変更も悪く無いかも・・・。
まだ２年経っていないので、残金等含めた見積もりをお願いしてみる。
するとどうだ。思いもかけない提案があった。
「ピクセルはいかがですか？」
アイホーンでお願いしたのにだ・・・・・アイホーン５位からもう１０年以上使っているユーザーに向かってライバル社を勧めるとは・・・。
続けて
「ピクセルのほうが月々１０００円以上安くなります」
この言葉にぐらっと来た。
なにせ経費節減の一環で来ているのだ。
アイホーンは、スマホを世界的なヒット商品にした先駆者である。ライバル社が追随してその先進性は急速に無くなりつつある。 が そこは「アップル」ブランドだ。
クレジットカードがビザであろうとマスターであろうと大差はないが・・・・「私はアメックスよ」という位の所有ブランドというか自己満足の世界に近いものがある。パソコンだって、ウインドウズよりもマックを持っている方が知的でカッコよく見えるのだ。
そのアップル所有者にむかって、「庶民的な」グーグル製品を勧めるなんて・・・・・ちょっとプライドがビンタ貰ったような感覚を感じたのだ。
が、所詮下駄の歯くらいのプライドだから１０００円安い方を選んでいた。
予想されたこととはいえ、只今その操作ロジックの差と各種アプリのアカウント等のパスワード等の入れ直しに苦戦中。ハードユーザーではない、はずだったが・・・意外に多くのアプリを使用していたこと再認識させられた。
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