大沼は青春の思い出の地

LIFE

今回、北陸行きが北海道に代わってしまったけれど。これもまた近い将来行きたかった土地なので後悔はない。

最初バックパッカーになってでも行こう、とおもったのは、函館北部にある景勝地「大沼と渡島駒ケ岳」は私の青春の思い出の地であって、もう40年近くなるけれどいつかは再訪したいを思っていたから。

大沼だけだったら鉄路で函館から数十分なので車無しでも行くことができる。

 

わが青春の「東大沼キャンプ場」

我々の間では「麻羅好村」と呼んでいた。

 

出会いは二度目の北海道ツーリング。大学3年生の時だった。もう明日は北海道を離れる、という最終キャンプ地「東大沼キャンプ場」に夕方到着して、バイクに跨ったまま大きく伸びをしていた。

するとキャンパーらしい若者が近づいてきて

「今日納豆ごはんだけど、どうする??」といきなり聞いてきた。

「は????」

意味不明だったけれど

「は、あ、、なんか、・・・お願いします」と要領全く得ぬまま応えていた。

さっきのはどういう意味なのだろう・・・と考えながらテントなど設営していると1時間位して

「出来たよ」と釜戸を中心にグループ的なキャンプファイヤーをやっていた連中から声がかかる。

いまだ要領をえない・・・・。

で留まっていると、先の若者がやってきて「出来たってば、早く来ないと無くなっちゃうよ 今日の食事代150円ね」と言ってきた。

それで理解できた。このキャンプ場では有志が共同炊事をして皆で共通の食事を楽しんでいたわけだ。

納豆ご飯をいただく。そしてその後は

「今日の酒代は150円」

とこれから宴会になるらしい。

 

私は61年生まれ、全共闘ともヒッピー文化とも外れているけど・・・・これが日本のヒッピー文化なんじゃないかと思った。

で気になって、北海道を離れる日を一日伸ばして、もう一泊することにしたのだ。

で、その一日は、わたしにとってカルチャーショック以外の何者でもない時空であったのだ。

 

リーダーも、係も誰も居ない。思い立ったものが・・・・「じゃ今日俺が食当(食事担当)するか」。と言って周りで食べる人間数を把握してまわる。どうせカレーとかシチューとか大なべ料理が中心なので、厳密な人数は気にしない。人数把握は、買い出しの費用の赤字を出さないためで、通常やれば、トントン。自分でやってみると少々赤も出ることがあった。

いろんな人材がいるので、マーボー豆腐とか、野菜炒めとか、毎日変化があって美味しいし。一人で調理するより栄養バランスが良いようだ。

キャンプ場での、自発的な共同炊事って聞いたことない。

それだけでも驚ぎだったのに、一泊余計にしたことで、ここにいるキャンパーがここにこだわって「居る」意味を教えてもらえることができたのだ。

つづく

 

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