大峯山寺宿坊に泊まる

LIFE
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私は営業山小屋と言う物にあまり泊まらない。避難小屋とかテント泊の方が気兼ねなく自由に行動できるからだ。

だけど今回は敢えて宿坊泊りを選んだ。里の本寺から11時間も歩く山の上に山寺があって、その直下には山寺を支える5つのお寺の宿坊がある、なんてこんな「山」日本中探しても他にないだろう。

これは体験しないわけにはいかない。

5つの宿坊を比較検討したわけでないけど「桜本坊」というお寺のホームページには5月3日未明に山上で開山の法事があるから、2日から営業(宿泊可能)と書かれていた。で一番に連絡をとって予約できたのだけど、行ってみれば他の宿坊はまだ営業していないところもあったみたい。その開山の法事を見てみたかったけど。日程的に無理だったので、仕事を引退したら再度来てみようと思う。

↑それにしても1700mの山上にあるとは思えない立派な宿坊。

4-50年は経っていると思われるが、流石に資材はヘリで運んだのだろう。それでもこうした宿坊が5件建っていることに驚きを感じる。また発電機の音が聞こえなかったけど電気は使えている????また宿坊によっては電話(衛星でない)もあって???? 道中電線など皆無だったのだけど・・・・?????。

仕組みを聞いてくるのを忘れた。

発電機は建屋から離して設置すれば音は聞こえないだろうけど・・・・山上のお寺の詰め所もあるが、音はしなかった????

 

↓3日未明の法事の跡。4日朝撮影

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現代ではネットであらゆる情報が手に入るから、宿坊がどんな食事か事前に見ていた。当然精進料理である。

宿泊料金は2食付きで12000円 今日日 致し方ない金額であるけど・・・遭難してもおかしくない11時間かかる山上で、暖かいごはんと布団に寝られる幸せを体験すれば、むしろ「安い」とも思えてくる。

 

日本アルプスは、所謂登山者たちの銀座で、野営地は極小だから何日か縦走しようとすると、必ず営業小屋に泊まる。だから小屋間の競争も激しく、「なんで山の上でそんな料理食べられんの?」というメニューも増えてきた。それを支えるのが、消費的には登山と健康ブームで黙って多くのハイカーがやってくること。供給的にはヘリコプター輸送だ。最初にアルプスに行って山小屋で生ビールを飲んだ時。山にしては安いな、と思ったら翌日ペリコプターが生樽を満載して飛んできていた。

だから北アルプスなど四六時中ヘリが飛んでいて煩くて・・・・・ハイカーもぶつかる位多くて・・・マナーもそれなりで・・・・ここは山の手線かよ。だから最近全く行かなくなった。何もアルプス山上で、焼き立てパンや、カニクリームコロッケを食べなくても良いと思うけど。

一方の大峯山寺の夕食がこれ↓

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行き倒れしてもおかしくない苦行だったから、本当にこの食事はありがたかった。

日頃手を合わせない食事の作法でしたが、今日ばかりは合掌礼をしてありがたく頂いたのです。

美味しゅうございました。

 

 

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こちらが朝食。現代人が食いすぎなだけだ、と思う。ご飯もあります。

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