ストーブ工事は後付けが多い。
だから最初に現場調査に出かけると
① 煙突や排気管が問題なく取りまわせるか(ネガが少ない設計ができるか)
ということが最大の関心ごとになる。その調査の次第では薪ストーブは諦めましょう、とか電動ファンをつかいましょうか?とか次善の提案になることもある。
それがクリアーして次の問題は
② 導入動線はどうするか
ペレットストーブでも大きなものは200kg近い重量があり、薪ならそれ以上の重いものもある。どんな運搬器具や人力をどう使って所定の位置まで運ぶか? これはストーブ屋最大の問題である。これだクリアーされれば工事の半分は終わったようなものだ。
③ 躯体の貫通位置を決める
薪の煙突の場合は、現場調査の時に調べ終わっている問題だけど、梁や垂木など家の構造体をどう逃げて、あるいは補修して取りまわすか?大工さんや板金屋さんの応援を何時どのような段取りを組むか・・・。
ペレットの場合は壁抜きなので、壁内の筋交いや間柱の位置を「類推」して貫通位置を決めて問題なく貫通すれば、工事の9割は終わったようなものなのだ。
ストーブ屋を本格的に初めて12年。この3点が主な難所だと思ってきたけど、昨日もうひとつ難所となるファクターがあることを思い知らされた。
「火曜日に外部の排気管だけ工事させてください」
「ダメ その日は三隣亡だからね 大安吉日の26日に工事してください」
「・・・・・」
今時「さんりんぼう」と言われるとは思わなかった。六曜はともかくさんりんぼうを書いてあるカレンダーのほうが圧倒的少数だと思う。
仏滅は避けてください、と言われることは時々あるけど・・・。インフルでメンバーが欠けている暮れも押し迫った今。
助っ人の手配や工事日のやり繰りで大変な日がまた一段と大変になのだが、こればっかりは反論できない。
外構工事を20年くらいやってきたけど三隣亡を言われたことはなかったのだよ。
工事に配慮するファクターがもうひとつ増えた。(;^_^A
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