ヨツール・ペレットストーブ研修 ②

WORKS

今回販売されるヨツール・ペレットストーブは3機種だ。

出力順に

5.7kw PF501

7.3kw PF734

10.3kw PF1034

このうち501だけが、温風が出ない所謂「輻射型」と呼ばれるもので薪ストーブと近い形でほぼ無音で燃える。他の機種は温風タイプだけど、温風は止めて輻射型としてもつかえるみたい。

当社の現在のショールームでは12台のペレットストーブが実演可能でセットされているけど、そのうち9台が「中型」出力でいえば、7kw前後の機種である。日光は寒冷地であるし、古い家に導入する場合。最低でもこの位のパワーは欲しい。条件によってはもっと大型のストーブを選択することもある。だから734がやはり売れ線(展示機候補)かな・・・と思って出かけたのだ。

ただ会場に着いてみると、734も焚かれていたけど後ろの方に置かれており。ステージ中央には501が置かれていた。その立ち位置だけでも「主役は僕だよ」と言っているようだ。

薪ストーブに詳しい方はご存じだけど、ヨツールというノルウエーのメーカーは何十年もデザインを変えずに売り続けている製品群と、モダンラインと呼ぶ、少々尖がった現代風デザインのストーブの両方を売るメーカーだ。カタログで見た形状は、モダンライン的かなと思っていた。

今回のペレットストーブのラインナップのなかで、他の2機種がペレットストーブとしてはオーソドックスな縦の箱型形状に対して501は正面から見ると台形で、四角い達磨さんというかオムスビ形状が特徴的。木製の足を入れても高さは740mmしかない。まさにヨツールのモダンライン兄弟だと思った。カタログでは展示機としてはどうか???と思っていたのだけれど・・・。

実機に半日一緒に居たら、一番気に入ってしまった。写真を見てもらえればわかるけど一言で言えば「カワイイ」ではないか、現代の若い人にも好まれる気がする。足やハンドルは木製で、北欧家具を思わせるし、小さいのに、上位機種を上回る17kgも燃料が入る。

そして何よりも炎が綺麗だ。それに出力数値以上の「熱」を感じる。

ペレットも薪もこの意味では一緒なのだけど、排気のクリーンさや燃焼効率のアップのための一つの解が、「燃焼室を高温にする」ことなのだ。

そのために現代のストーブでは本体の内壁にさらに、鋳物やバーミュキュライトと呼ぶ保温材を回して熱を貯め込む構造になっている。今回の製品群でも黄色いバーミュキュライトが燃焼室3方に回されているのが外からでもわかるけど。なんとこの501はその燃焼ボックス=火室そのものが鋳物で出来ている!!!。つまり壁が2重構造で内部に対しては高効率燃焼を実現し、貯め込んだ熱を鋳物を介して輻射熱として発散させる仕組みになっている。

小さいくせに、上位機種の734よりも高価なのはこの辺りの構造によるのかもしれない。

静かで天板にヤカンや鍋を置けるのも良い。

 

排気管の問題とか、いくつかの条件や、他社にも新製品が複数あって・・・・。販売契約締結、展示機注文とは即決できないけど。

入れるなら501型。そしてもし新築住宅で検討している若い家族ならお薦めしたいペレットストーブだと思った。

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