ストーブ屋開設以来最悪の設置工事となる

WORKS

超重量級のペレットストーブ「ハーマンXXV」は、私とバイトの左官職人二人によって、設置場所のすぐ前の土間まで運び入れることに成功しました。

今日の工事は薪ストーブと入替なのですが、こちらの薪ストーブも重量級で同じくらいか、それ以上重い感じでした。

が、午後やってきた若い宿のヘルパーたちの人海戦術で、ほどなく入替は済んだのです。

ここまでくれば、7割は終わったようなものです。

何時ものように壁に穴を開けて、排気管をつないでセットが完成した時はまだ、日が暮れる前でした。谷あいですので4時半にはもう暗くなります。

残るは試運転のみ。

電源を入れて、パイロットランプが点灯 OK

スイッチをいれて、ダイヤルを回すと、ペレットを送るモーターが作動して・・・・

???あれ???動いていない???

あれあれ・・・?????「点検」のランプが点滅してんじゃん!

どういうこと???エラー表示ジャン???

もう一回マニュアルを良く見て、上からなぞって点火動作を行う。

 

でも一緒 動かない。

たまらずメーカーの営業に電話を掛ける。

1時間余り、あじゃねえ、こうじゃねえ

ダメだった。やっぱり動かない。

 

私ペレットストーブを扱うようになって11年。これまで200台のペレットストーブを設置してきたけど。

試運転で動かなかったことは、初めてである。

 

もう18時を回っていた。ここにいても、我々にできることはない。

山を下りてメーカーと善後策を相談することにして、オーナー様に詫びを入れ暇を願った。

 

薪ストーブ屋からは、「だから電気を使うペレットストーブはダメなのよ」と言われそうだ。

 

でも何でも人が作るものは100%完璧なものはない。

そうは思うが・・・・・、

ストーブ屋になって最大のショックだった。

帰り道はお通夜のようになり、帰宅してもその夜はほとんど眠れなかった。

 

去年まで外構やリフォーム工事をしてきて、行き違いや考え方の違いがあったり、失敗ややり直しはそれなりにあったけど。それは結構当たり前に起こることなのでショックは少な目だったけど・・・。

今回は大ショックで未だに、よく眠れない。

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